気力・体力をむしばむような蒸し暑さが続きますが、かんたんにシャワーで汗を流すだけで済ませていませんか?
実は酷暑を乗り越えるのには、お風呂は必須!
入浴にはリラックス効果や睡眠改善効果、免疫力アップが期待できるだけでなく、この時期、悩ましい汗対策にも有効です。
汗は体温調整には欠かせない存在ですが、その汗をかくにしても入浴で汗腺機能を整えておくと、ベタついてイヤな臭いのする汗ではなく、臭いのないサラリとした良い汗になり、夏を健やかに過ごせますよ。
そしてコロナ禍で家時間が見直されるようになった今、各メーカーはお風呂に注力し、機能性がめざましく上がっています。
設備の耐用年数は10〜15年と言われていますが、がまんを重ねた挙句、使えなくなってからリフォームするのは、もはや時代遅れ。
ニューノーマルが謳われてからは、生活の質を上げるために、積極的に暮らしの要である水まわり設備を整えていこう、という考え方が主流になりました。
そんな声にお応えして、今回は暮らしを快適に、そして健やかにしてくれるお風呂選びのポイントや最新機能を紹介します。
■お風呂選びのキホンとなるポイントとは?
メーカーのホームページを見ても、情報満載でどう決めたらよいかわからない……という方も多いことだと思います。
お風呂選びのキホンは、浴槽の形状と素材。
形状については、奥行き・横幅がゆったりとしたワイドサイズや、深めのストレートラインタイプ、ラインが丸みをおびたラウンドラインタイプ、S字型の段差があるSラインタイプがあります。
ゆったりと親子で入浴を楽しみたい方にはワイドタイプがおすすめ。ストレートラインはスタイリッシュな印象をもたらします。ラウンドタイプはやわらかい雰囲気のなかでくつろげるのが魅力。Sラインタイプは段差を利用して半身浴ができるだけでなく、小さなお子さんを座らせられて安心なメリットがあります。
素材にはFRP、人造大理石、ホーロー、昔ながらのヒノキやマキ、ヒバなどを使った香り高い木製風呂が。
もっとも流通しているのは樹脂素材のFRPで、加工しやすいためデザインの選択肢が幅広く、肌あたりが良いのも特徴です。
■知っておきたいお風呂の最新機能!
次は、機能を見てみましょう。今やお風呂はただ湯に浸かるだけの場所ではありません。家に居ながらにして、温泉やリゾートのようにリラックスできるさまざまな機能が登場しています。
ジェットバスは、お風呂の側面や底から気泡を含んだお湯が噴射されるもの。血行促進や健康効果が期待できます。
肩湯はヘッドレスト付近からお湯が流れてくるもので、首を直接温めることができます。首は数多くの神経が走っており、自律神経を整える上で大切な部位。肩こりにも効果的ですよ。
他にもオーバーヘッドシャワーを利用して、温泉の打たせ湯のようにお湯によるマッサージ効果を得られるものや、霧のような温水を浴びられるミストサウナ機能を備えたユニットバスも。
リラックスに加えてもう一つ大切なのがおそうじラク。
お風呂そうじは腰をかがめなければならずやっかいなものですが、自動洗浄機能があれば、予備洗浄・洗剤を噴射し本洗浄・すすぎと、一連のプロセスをボタン一つで済ませることができて時短になります。
■メーカー別のお風呂の特徴をチェック!
では代表的なメーカーのお風呂の特徴を見てみましょう。
TOTOは、人間工学を応用して入浴中の体を支える点を増やした設計が話題を呼びました。肩と腰から流れ出る水流も、全身をラクにしてくれます。2層の断熱構造で魔法瓶のような状態をつくり、お湯が冷めにくいのも特徴。さらに断熱性能が高くおそうじラクな「ほっカラリ床」は同社のお風呂の代名詞ともなっています。
LIXILは、デザイン性の高さとオプションの豊富さが強み。肩湯・肩ほぐし湯・腰ほぐし湯の3つの吐水機能をもち、充実したバスタイムを楽しめます。「キレイサーモフロア」は汚れの原因となる皮脂が落としやすい特殊な表面処理加工を施した床で、そうじもしやすいつくりになっています。
際立つ保温性能を誇るのは、クリナップ。床に向けてお湯が一気に噴射する「床夏シャワー」は1分で床面の温度を上昇させ、足元から温めてくれます。またお風呂そのものが高断熱で、お風呂に入る前・出た後までやわらかな温かさが続きます。
パナソニックは、家電メーカーならではのハイテク機能を多数搭載。酸素をたっぷり含んだミクロな泡でお肌をしっとりさせる「酸素美泡湯」は水まわりのプロからも支持を集めています。お風呂の保温効果も高く、追い焚きの回数が少なくて済むので光熱費カットにもお役立ち。また同社独自の、汚れやキズがつきにくい有機ガラス系人造大理石「スゴピカ浴槽」も、お手入れラクとも評判です。
■お風呂のリフォームなら地元密着型のハイイ工業にお任せください
主な特徴をご紹介しましたが、各社それぞれグレードが設けられており、機能・お値段もさまざま。
シャワーに照明を組み込み気分に応じたシーンに変えられたり、光とお湯のシャワーを楽しめる仕掛けも。
大画面の浴室用テレビがあるタイプを選ぶと、映像とサウンドをお湯に浸かりながら満喫できます。お風呂の照明を落として映画館のように映像と音を味わうのも良し、オンタイムで見逃したくないスポーツ観戦を楽しむも良し。ご家族でカラオケができるタイプも登場しています。
ご年配のご家族がいらっしゃるのなら、安全に配慮した動線や手すり、滑りにくい床の仕様など、バリアフリー対策に注力したセレクトも可能です。
お風呂に何を望まれるかはご家庭によってさまざまですが、各社バラエティに富んだラインナップやオプションがあるので迷ってしまいますよね。もちろんコストのことも気になることでしょう。
そんな時は、愛知県名古屋市のハイイ工業にご相談ください。