皆さんこんにちは。愛知県名古屋市を拠点に、名古屋近郊で水まわり設備の修理・交換や、水まわりリフォームなどを手掛けているハイイ工業です。
今、人気を集めているキッチンは、オープンに家族とつながれる対面式。
その時に気になるのが、立ち上がりをつけるか、あるいはつけないフルフラットキッチンにするかどうかということです。
インターネットを検索してみると、フルフラットキッチンにして後悔した……という声もあり、迷っている方も多いのではないでしょうか。
今回はフルフラットキッチンのメリット・デメリットを紹介します。
■フルフラットキッチンってどんなキッチン?
キッチンの周辺に目隠しや立ち上がりのない平ら(フラット)なタイプを「フラットキッチン」と呼びますが、特にカウンター(天板)すべてが平らで四周に立ち上がりがないものを「フルフラットキッチン」と呼びます。
採用しやすいのは、アイランド型やペニンシュラ型、二列配列型キッチンなど。
L型キッチンや壁付けキッチンのように、壁に向かって作業するタイプは立ち上がりをつける必要がないので該当しません。
(理想の暮らしを実現! 人気の対面キッチンの選び方とは?
https://www.haiikougyou.jp/blog/reform/143031)
■オシャレで生活感を抑えられる! フルフラットキッチンのメリットとは?
そもそもアイランド型やペニンシュラ型のような対面式キッチンの魅力は、LDK全体に開放的な雰囲気をもたらせるところにあります。
また家族とコミュニケーションが取りやすい、配膳・片付けのしやすさなども対面式のメリットの一つ。
したがって対面式を選ぶのなら、キッチンはダイニングに対してオープンな存在であるのが鉄則です。手元を隠したり、油・水跳ね防止の目的で立ち上がりをつけてしまったら、対面式キッチンのコンセプトはもとより、インテリア性も損なわれてしまいます。
このようにフルフラットキッチンにすると、キッチンが設備ではなく家具のような印象になるので、すんなりとインテリアに溶け込み、LDK全体が生活感の出ない洗練された空間になります。
また立ち上がりを設けると、カウンターとのつなぎ目が汚れがちですが、フルフラットなら掃除が楽。
もともとフルフラットは天板の奥行きが広めに設計されているので、作業スペースが広々と確保でき、料理・配膳・片付けがしやすいのも強みです。
■フルフラットキッチンで後悔するのはなぜ?
便利でおしゃれなフルフラットキッチンですが、後悔した……という声があるのも事実。
フルフラットキッチンは広々してモノが置きやすいため、仮置きのつもりがモノを常に置きっぱなしにして、カウンター上がごちゃついてしまう、というのはよくあるパターン。
フルフラットではダイニングからキッチンが丸見えになるので、LDK全体が片付いていないように見えかねません。
またフルフラットはアイランド型やペニンシュラ型が前提ですので、キッチン上に吊り戸棚をつけると圧迫感が出たり視線を妨げるので、本末転倒ということに。かといって吊り戸棚をやめたことで収納スペースが十分に確保できない、というお悩みも聞きます。
さらに立ち上がりがないことで、水や油がダイニング方向に跳ねやすいといったことや、コンセントを立ち上がり部分に設置できず家電が利用しづらい、といったデメリットが挙げられます。
■フルフラットキッチンでも後悔しないポイントとは?
ただしあらかじめフルフラットキッチンのデメリットを知った上で、対応を講じれば大丈夫。代表的な対処方法を紹介します。
・収納はパントリーやキャビネットをフル活用!
たしかに吊り戸棚がないとモノをしまうスペースが減り、カウンターの上にモノが散乱する……という悪循環に陥りがちなので、収納スペースはきちんと確保したいですよね。
効果的なのがパントリー。1畳分でも棚をたくさん設けることで空間を立体的に使えるので、床面積以上の収納力を発揮してくれます。
キャビネットもすっきりした見た目に反して収納力の高いタイプが登場しているので、上手に取り入れれば、カウンター上が散らかることもありません。
・水跳ね・油はね、調理中の煙も対処可能!
気になる水跳ね・油跳ねは、存在感が控えめな透明のパネルを立てて対処するケースも増えています。
ただし根本的には、高性能の強力なレンジフードの設置がマスト。
調理中の油は煙にも含まれ、リビングやダイニングにも流れてしまうので、強力な吸引力のレンジフードで油と煙をしっかり排出しましょう。最近はお手入れラクなタイプも多く登場していますよ。
・コンセントの位置は事前に検討を!
立ち上がりがない分、設置場所が少なくなってしまうのがコンセント。今やブレンダーや電動コーヒーミル、スマホやタブレットの充電など、キッチンにコンセントは欠かせません。
フルフラットで取り付ける場所がないから……と延長コードで遠くのコンセントから引っ張ってくると、効率が落ちたり事故の原因となる可能性もあるので、要注意です。
ふだんの調理時にどのくらいコンセントを使うか事前にシミュレーションをして、必要な箇所・個数を水回りのプロに相談しましょう。
フルフラットでもカウンターの前面に、またアイランド型なら壁に取り付けることも可能です。メーカーによってはキッチン本体のシンク側にオプションで増設できるタイプもありますよ。
■フルフラットキッチンでスタイリッシュなLDKに! リフォームはハイイ工業にお任せください!
実際にフルフラットキッチンを使っていらっしゃる方からは、掃除がしやすく、立ち上がりがないことで、おのずとキッチンをきれいに保とうという気持ちになる……というお声も。見た目もカフェのようにおしゃれで、拭き掃除もやりやすく時短にもなると好評です。
事前に収納やコンセント、換気のことなどをきちんとご相談いただければ、水回りのプロとして豊富な経験に基づくきめ細やかなご提案をいたしますので、どうぞご安心を。
ハイイ工業は地域密着型がモットーでアフターフォローも迅速。キッチンの最新設備や各メーカーの動向にも精通しておりますので、部分リフォームもお気軽にご相談ください。