そろそろ冬に備えて、お風呂の寒さ対策を!

皆さんこんにちは。愛知県名古屋市を拠点に、名古屋近郊で水まわり設備の修理・交換や、水まわりリフォームなどを手掛けているハイイ工業です。


あれほど暑かったのが嘘のように涼しくなり、だんだんと冬の足音が近づいてきています。

季節の変わり目は自律神経が乱れやすいので、ゆっくりお風呂につかってリラックスしましょう。そのお風呂ですが、本格的な冬を迎える前に寒さ対策をしておきたいもの。


実は年間で約1万9000人が入浴中に亡くなり、その原因の多くが「ヒートショック」と類推されています。これは交通事故よりも多い数。今回は安全で健やかな入浴のための、お風呂の寒さ対策をご紹介します。




■寒暖の差が引き起こすヒートショック



内閣府の統計によると、高齢者の事故のほとんどが、屋外ではなく住宅内で起きているとのこと。そして死亡に至った事故の上位には「不慮の溺死および溺水」があり、浴室が事故の現場となっていることがうかがえます。


なぜ浴室で事故が多いのか。

その原因の多くが「ヒートショック」と言われています。

ヒートショックとは、住戸内で暖かい部屋から寒い部屋へ移動する時に、急な温度変化が体に与えるショックのことを意味します。


たとえば暖かいリビングからお風呂に入るために寒い洗面・脱衣室に移って服を脱ぐと、寒さで血管が収縮して血圧が上がり、さらにお湯につかると血管が広がって血圧が急に下がってしまいます。このように短時間のうちに血圧が何回も変動すると、心臓に負担がかかり、脳卒中や心筋梗塞につながりかねません。


また溺死・溺水事故は12月から3月に集中しており、室温が低い冬は湯船との温度差が大きくなるため、特に冬場にヒートショックが起こりやすいことがわかります。




■ユニットバスで断熱対策を!



ヒートショックを低減させる有効な方法の一つが、断熱性・気密性の高いユニットバスへの交換です。


そもそもお風呂場やトイレは住宅の北側に配置されていることが多く、人の出入りも少ないため、どうしても冷え込みがち。特に築30年ほどのお住まいでは、浴室がユニットバスではなく在来工法でつくられている場合が多く、断熱対策が不十分です。


一方で、技術の向上は日進月歩。ユニットバスは床・壁・天井に断熱材を入れており、さらに気密性も高く、タイル床でも冷たさを感じにくいものが使われていたり、浴槽も冷めにくい仕様となっています。


このように最新のユニットバスは随所に工夫が施されていますので、長年ユニットバスをお使いの方もリフォームを検討してみることをおすすめします。




■ユニットバスは高額? ランニングコストや補助金もチェック!



けれどもユニットバスは高いのでは……とためらわれる方もいらっしゃるかもしれません。たしかにユニットバスは導入コストがかかりますが、ランニングコストを含めて長期的に見ると、むしろお得となるケースも。湯船のお湯が冷めにくいことで、追い炊きの使用が減るというメリットもあります。


ヒートショック対策として浴室のリフォームをするなら、補助金を活用する手もあります。

「長期優良住宅化リフォーム推進事業」では、ユニットバスへの取り換えや高断熱浴槽の設置に対して補助金が出ます。

「高齢者住宅改修費用助成制度」では、手すりの取り付けや段差の解消、滑り防止等のための床材変更などが助成対象になり、洗面・脱衣室や浴室などで転倒事故に効果的です。

補助金・助成金を受けるには諸条件がありますので、興味がある場合は信頼できる地元の業者に相談しましょう。



ハイイ工業では年間1000件以上の水まわりトラブルに対応してきた実績があり、豊富な経験から、お客さまのニーズにあった各種設備機器をご提案させていただきます。リフォームでワンランクアップした暮らしを叶えたいとお考えの方は、愛知県名古屋市のハイイ工業までお気軽にご相談ください。


次回は、ユニットバスの施工時にあわせて行うと効果的な、断熱リフォームについてご紹介します。