お風呂時間の心地よさの決め手となるのが、実はシャワーヘッド。バスルームの小さな主役と言っても過言ではありません。
最近では、TOTOのエアインシャワーのような節水と心地よさを両立したものや、低水圧用シャワーヘッドなど多彩なタイプが登場しています。
しかしいざ決めるとなると、種類が多すぎてどう選べばよいかわからない、という悩みも……。そこで今回はシャワーヘッドの種類や、選ぶ際の注意点をご紹介します。
■まずシャワーヘッドの機能を知る!
シャワーヘッドの進化は日進月歩。今では、さまざまな嬉しい効果が付加されています。
まず一つは、美容・健康効果。「マイクロバブル」「ウルトラファインバブル」タイプは、毛穴よりも小さい微細な気泡を発生させ、肌のすみずみまで汚れを洗い流す効果があると言われています。ただし特殊な技術を用いているためコストが少々高めになる傾向があります。
家計への影響も考えたいという方には、「節水シャワーヘッド」がおすすめです。通常のシャワーヘッドよりも20〜40%ほど節水できるので、交換のための初期費用はかかりますが、ロングスパンで考えれば水道代や光熱費がお得になります。節水タイプはシャワーヘッドの散水板の穴=出口が狭いため水の勢いを落とさずに水量を減らせるという仕組みですが、体にあたる水流が少なくないと感じる方もいらっしゃいます。
お肌が弱いという方には、「塩素除去・浄水効果」があるタイプがよいでしょう。水道水に含まれている消毒用の塩素は、肌質・髪質によっては刺激を感じてしまうことも。そんな場合は専用カートリッジをつけたシャワーヘッドを使いましょう。カートリッジは数カ月単位での交換が必要なのでランニングコストがかかりますが、毎日のシャワーでダメージを受けたくないという人にはマストアイテムです。
■実は見逃しがちな使いやすさは、ここをチェック!
シャワーヘッドを選ぶ上で大切なのが「使いやすさ」。当たり前のことのように思えますが、機能に気をとられると、意外と見落としがちなものです。
気をつけたいのは、重さ・持ち手の形状・角度調整。
手首への負担を考えると、推奨される重量は150g以下。また小さなお子さんやご高齢のご家族がいらっしゃるなら、ことのほか重さには注意したいものです。
持ち手部分の形状も大切です。柄が丸みを帯びているものは握りやすく、凹凸などの加工がされていれば滑りにくいメリットが。対して持ち手が太すぎたり角ばっていると、握りにくかったり違和感を感じることもあります。
もう一つはヘッドの角度調整。角度調整ができるとフックにかけたまま、水流があたる範囲を自由に変えられます。両手が空くので、髪を洗い流す時はもちろん、赤ちゃんと一緒の入浴やお風呂掃除にも便利ですよ。
■シャワーヘッドの交換前にチェックしておきたいこと
シャワーヘッドを交換する上には、いくつかの条件があります。
まずはサイズ。ホース側とシャワーヘッドのメーカーが異なると、ネジの大きさや数が合わないケースがあります。ただし専用アダプターで解決できる場合もあるので、購入前に確認しておきましょう。
そもそもシャワーヘッドが取り外せない一体型という場合も。そうした場合はホースごと取り替えてしまうことで対応できますよ。
■迷ったら地元の水まわりリフォーム業者に相談を!
そもそも交換ができるのかわからない、あるいは選び方で迷ったら、地元の水回りのリフォーム業者に相談してみましょう。
また、シャワーヘッドの穴に白っぽい塊が見られたら、堆積した塩素やミネラル分が穴を塞ぎかけている証拠なので、交換時期の目安とお考えください。
愛知県名古屋市を拠点とするハイイ工業は、水まわりリフォームの経験が豊富。地域密着型がモットーで、ご予算やご事情に応じて最適なご提案をいたします。メーカーの最新情報にも精通しておりますので、シャワーヘッドを交換したいとお考えの方は、お気軽にご相談くださいね。