「古くなったお風呂を、そろそろリフォームしたい…」
「でも、費用はどれくらいかかるの? どんな機能があるの? 失敗しないか不安…」
ユニットバスのリフォームは、決して安い買い物ではありません。毎日使う大切な空間だからこそ、絶対に後悔したくないですよね。
しかし、インターネットで情報を集めようとしても、断片的な情報ばかりで、何から手をつければいいのか分からなくなってしまう方も少なくありません。
ご安心ください。この記事では、長年、水回りリフォームに携わってきた専門家である株式会社ハイイ工業が、あなたのそんなお悩みをすべて解決します。
この記事を一本読むだけで、以下のことがすべて分かります。
・正確な費用相場と、費用を賢く抑えるコツ
・TOTO・LIXIL・Panasonicなど主要メーカーの本当の違い
・リフォーム経験者が語る、よくある後悔ポイントとその対策
・リフォームの計画から完成までの全ステップ
・信頼できるリフォーム業者を見抜くためのチェックリスト
リフォームの計画から完成まで、あなたが「知りたい!」と思うであろう情報をすべて詰め込みました。ぜひ、あなたの理想のバスルームづくりの羅針盤としてご活用ください。
1.【まずは予算から】ユニットバスリフォームの費用相場と工事内訳
リフォームで最も気になるのが費用ですよね。ユニットバスリフォームの総額は、「本体価格」と「工事費」で決まります。選ぶユニットバスのグレードによって、費用は大きく変動します。

見積書でチェック!工事費には何が含まれる?
「工事費一式」と書かれていても、その中身は複雑です。一般的な工事費の内訳は以下の通りです。
・解体・撤去費用(5~10万円): 既存のユニットバスを解体し、運び出すための費用。
・給排水・電気工事(10~15万円): 新しいユニットバスに合わせて水道管やガス管、電気配線を設置・接続する工事。
・本体組立・設置費用(10~15万円): 新しいユニットバスを組み立て、設置する費用。
・内装工事(5~10万円): ドアの交換や、壁・床の補修などが必要な場合の費用。
・廃材処理費用(3~5万円): 解体で出た古いユニットバスなどを処分するための費用。
【要注意!】在来工法からのリフォームは追加費用が!
もし現在のお風呂が、タイル貼りなどの「在来工法」の場合、解体作業がより大掛かりになり、土台の補修が必要になるケースも多いため、追加で10~20万円程度の費用がかかる可能性があります。
プロが教える!リフォーム費用を賢く抑える3つのコツ
- 機能に優先順位をつける: 「本当にこの機能は必要か?」を冷静に考えましょう。憧れだけで付けたオプションは、使わずにコストだけが上がる原因になります。
- 複数の業者から相見積もりを取る: 同じ内容の工事でも、業者によって見積もり金額は異なります。必ず2~3社から見積もりを取り、内容と金額をしっかり比較検討しましょう。(詳しい方法は第5章で解説)
- 補助金制度を活用する: 省エネやバリアフリー化など、特定の条件を満たすリフォームには、国や自治体の補助金が使える場合があります。積極的に情報収集しましょう。(詳しくは第6章で解説)
2.【徹底比較】主要3大メーカー(TOTO・LIXIL・Panasonic)あなたに合うのはどれ?
国内シェアの高い主要3メーカー。それぞれの思想や強みを知ることで、あなたにピッタリのユニットバスが見つかります。

① TOTO:清潔さと心地よさの追求(代表シリーズ:サザナ)
水まわり最大手ならではの技術力で、「清潔さ」と「快適さ」を追求。特に床の心地よさには定評があります。
ほっカラリ床: 畳のような柔らかい踏み心地で、ヒヤッとせず、乾きやすいのが最大の特徴。小さな子供や高齢者のいるご家庭に人気です。
お掃除ラクラク人大浴槽: 汚れを弾く特殊な素材で、毎日のお手入れが格段に楽になります。
② LIXIL:デザイン性と機能性の両立(代表シリーズ:リデア)
デザインのバリエーションが豊富で、どんなインテリアにも合わせやすいのが魅力。機能性とデザイン性を両立させたい方におすすめです。
キレイサーモフロア: 特殊なコーティングで皮脂汚れがつきにくく、スポンジだけで簡単に綺麗になります。
まる洗いカウンター: カウンターを簡単に取り外して丸洗いできるため、裏側のぬめりなどもスッキリ掃除できます。
③ Panasonic:美容とリラックス機能が充実(代表シリーズ:ビバス)
家電メーカーならではの視点で、「美容」や「健康」をサポートするユニークな機能が充実しています。
酸素美泡湯: 酸素を含んだミクロの泡が体を優しく包み込み、湯上り後も肌の潤いとポカポカが持続します。
スゴピカ素材: 水アカや汚れがつきにくい有機ガラス系の独自素材を、浴槽やカウンターに採用しています。
3.【失敗から学ぶ】リフォームで後悔しがちな7つのポイントとプロの対策

ここでは、私たちがお客様からよくお伺いする「先輩たちの後悔の声」を基に、失敗しないための対策をプロの視点から解説します。
【浴槽の形・大きさ】
後悔: 「ショールームでは大きく見えたのに、実際に入ると窮屈だった…」
対策: 必ずショールームで実際に浴槽に入ってください。 見るだけでなく、足を伸ばせるか、半身浴はしやすいかなど、普段の使い方を想定して確認することが重要です。
【壁や床の色選び】
後悔: 「黒い壁は格好いいと思ったけど、白い水アカが目立って掃除が大変!」
対策: 汚れの目立ちにくさを優先するなら、アイボリーやベージュ、薄いグレーがおすすめです。濃い色は高級感がありますが、こまめな掃除が必要になることを覚悟しておきましょう。
【収納の量と位置】
後悔: 「シャンプーなどを置く棚が足りず、結局床に直置きでぬめりの原因に…」
対策: 使うアイテムの数を事前にリストアップし、必要な収納量を確保しましょう。最近はマグネットで好きな位置に追加できる収納棚も人気です。
【窓の大きさ・種類】
後悔: 「大きな窓に憧れたけど、冬は寒いし、外からの視線も気になる…」
対策: 浴室の窓は、断熱性の高い「ペアガラス(複層ガラス)」や、外から見えにくい「型板ガラス」が基本です。換気と採光、断熱性のバランスを考えて選びましょう。
【照明・換気扇】
後悔: 「照明が暗すぎて掃除の時に汚れが見えにくい」「換気扇の音が意外とうるさい…」
対策: 照明は、リラックスできる暖色系と、掃除しやすい白色系を切り替えられる「調色機能付き」がおすすめです。換気扇は、24時間換気機能や静音設計のモデルを選ぶと快適性がアップします。
【ドアの種類】
後悔: 「開き戸にしたら、中で人が倒れた時に開けられないことに気づいた…」
対策: 安全性を考えると、万が一の際に外からでも開けやすい「引き戸」や「折れ戸」がおすすめです。特に高齢のご家族がいる場合は、開口部が広くなる引き戸を検討しましょう。
【コンセントの位置】
後悔: 「浴室乾燥機を付けたのに、脱衣所に扇風機用のコンセントがなくて不便…」
対策: 浴室だけでなく、隣接する脱衣所の使い方もシミュレーションしましょう。扇風機やヒーター、電動歯ブラシの充電など、意外とコンセントが必要な場面は多いものです。
4.【計画から完成まで】リフォームの全7ステップを徹底解説
「リフォームって、何から始めたらいいの?」そんな疑問を解消するために、問い合わせから完成までの流れを分かりやすく解説します。
情報収集・イメージ固め(1ヶ月前~)
この記事やメーカーのカタログ、SNSなどで情報を集め、どんなバスルームにしたいか家族で話し合いましょう。
リフォーム会社へ相談・問い合わせ
Webサイトなどを見て、信頼できそうな会社を2~3社選び、相談します。この段階で、大まかな要望や予算を伝えます。
現地調査・打ち合わせ
業者の担当者が自宅を訪問し、浴室の寸法や配管の位置などを確認します。ここで、より具体的な要望を伝え、プランを詰めていきます。
見積もり提示・プラン比較
現地調査を基に、各社から詳細な見積もりとプランが提示されます。内容をしっかり比較検討し、依頼する1社を決定します。
契約
見積もり内容、工期、保証内容などを最終確認し、工事請負契約を結びます。
着工~工事
近隣への挨拶を済ませた後、工事を開始します。ユニットバスの交換工事の期間は、平均で3~5日程度です。この間、お風呂は使用できません。
完成・引き渡し
工事が完了したら、担当者と一緒に傷や汚れ、不具合がないか最終チェックを行います。問題がなければ、引き渡しとなります。
5.【最重要】後悔しないリフォーム業者選びの5つのチェックリスト
リフォームの成功は、業者選びで9割決まると言っても過言ではありません。以下の5つのポイントを必ずチェックしましょう。
□ 建設業許可や資格を保有しているか?
リフォーム工事には専門知識が必要です。「建設業許可」を持つ会社や、「建築士」「施工管理技士」などの有資格者が在籍している会社は信頼性が高いです。
□ 施工実績は豊富か?
会社のWebサイトなどで、自分たちがやりたいリフォームに近い施工事例が豊富にあるかを確認しましょう。実績の多さは、技術力と経験の証です。
□ 見積書の内容は詳細で明確か?
「一式」などの曖昧な表現が多くないか、使用する製品の型番や数量が明記されているかをチェック。不明な点は、納得できるまで質問しましょう。
□ 保証やアフターサービスは充実しているか?
工事後の不具合に対応してくれる「工事保証」や、製品の故障に対応する「メーカー保証」の内容を確認。万が一の時に、迅速に対応してくれる体制があるかは非常に重要です。
□ 担当者との相性は良いか?
親身に相談に乗ってくれるか、専門的なことを分かりやすく説明してくれるかなど、担当者とのコミュニケーションも大切な判断基準です。
6. 知って得する!リフォームで使える補助金・助成金制度(2025年版)
条件を満たすことで、国や地方自治体から補助金を受けられる場合があります。申請には手間がかかりますが、数十万円単位で費用を抑えられる可能性もあります。
対象となりやすい工事の例:
省エネ化: 高断熱浴槽の設置、節水型シャワーの導入など。
バリアフリー化: 手すりの設置、段差解消、引き戸への変更など。
代表的な国の制度(例):
子育てエコホーム支援事業: 省エネ改修などを行う場合に補助が受けられる制度。(※制度名や内容は年度によって変わります)
制度は自治体によって内容が大きく異なり、また予算上限に達し次第終了してしまいます。リフォームを計画する段階で、まずはお住まいの市区町村のホームページを確認するか、リフォーム会社に相談することをおすすめします。
まとめ:理想のバスルームは、信頼できるパートナーとの出会いから
ここまで、ユニットバスリフォームで後悔しないための知識を網羅的に解説してきました。
たくさんの情報がありましたが、最も大切なことは、「すべての不安や疑問に、誠実に寄り添ってくれるプロの業者を見つけること」です。
私たち株式会社ハイイ工業は、お客様一人ひとりのご家族構成やライフスタイル、そして将来のことも見据えた上で、最適なリフォームプランをご提案することをお約束します。
「うちの場合は、どのメーカーが合っているんだろう?」
「まずは概算の見積もりだけでも知りたい」
「ちょっとしたことだけど、相談してもいいのかな?」
どんな些細なことでも構いません。あなたの理想のバスルーム作りを、ぜひ私たちにお手伝いさせてください。

