お風呂のリフォームで浴槽だけ交換できる?浴槽の種類と業者選びのポイントを紹介     

お風呂場は、日々の疲れを癒す大切な場所。リラックスするためには快適な浴槽が欠かせないですよね。


「浴槽が古くなってきたから新しいものと交換したい」と思ったときに、浴槽だけを交換することは可能なのか疑問に思いませんか?


この記事では、浴槽のタイプごとに浴槽の交換が可能かどうかを解説します。浴槽の素材別の特徴やリフォーム業者選びのポイントも紹介するので、浴槽の交換をお考えの方はぜひ参考にしてみてくださいね。




■設置方法別に見る浴槽の種類



浴槽の交換とは、古い浴槽を撤去して新しい浴槽を設置するという工事になります。しかし浴槽のタイプによって、浴槽のみの交換が可能なもの、条件次第では可能なもの、対応不可のものがあります。


ここでは設置方法別に浴槽の交換が可能かについて解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。



・据え置き型

据え置き型の浴槽とは、海外のバスタブのように浴室の床にそのまま置くタイプのものを指します。浴槽が独立しているため搬入や搬出も簡単で、浴室のサイズに合ったものを選べば問題なく交換が可能です。



・埋め込みタイプ

埋め込みタイプとは、床面と同じ高さまで浴槽を埋め込んだものを指します。浴槽の3分の1程度を床面に埋め込んだ、半埋め込みタイプもあります。


埋め込まれている浴槽のみを交換するのは難しく、交換の際には周囲の床面や壁面を取り外す作業が必要です。埋め込みタイプの場合は、床や壁も含めた浴室全体のリフォームを検討した方が良いでしょう。



・ユニットバス

ユニットバスとは、きまった規格で製造された床や壁、天井、浴槽などのパーツを施工現場で組み立てる浴室のことを指します。


ユニットバスには置き型と埋め込み型があります。置き型の場合は、同じタイプの浴槽部分がメーカーにあれば浴槽のみの交換も可能です。


埋め込み型の場合は、基本的に浴槽のみの交換はできません。埋め込み型のユニットバスの寿命は15〜20年程度で、浴槽が傷んでいるのであれば、他の部分も交換時期である可能性が高くなります。そのため浴槽のみではなく、浴室全体を入れ替えるのがおすすめです。浴槽のみの交換が絶対にできないというわけではありませんが、ユニットバスの交換は対応業者も多く、むしろ安く済む可能性もあります。




■浴槽の素材と特徴


浴槽の素材にはさまざまなタイプがあります。見た目の印象はもちろん、耐久性やメンテナンス性、コストなど、素材によって特徴もさまざまです。ここでは代表的な素材の特徴を紹介するので、ぜひ浴槽選びの参考にしてみてください。



・FRP(繊維強化プラスチック)

FRP(繊維強化プラスチック)とは、樹脂素材にガラス繊維を混ぜたもので、ユニットバスをはじめ浴槽素材の主流となっています。耐久性や保温性に優れた素材で、価格も手頃です。ひび割れや穴が生じてしまっても、簡単に補修できるという特徴があります。


軽くて肌触りも良く、カラーバリエーションも豊富にあります。多くのメーカーで採用されラインナップも豊富にあるため、気に入ったデザインや希望のサイズが見つかりやすいのもメリットのひとつです。


しかし汚れが目立ちやすいというデメリットがあるため、きれいな状態を保つためには定期的にコーティングを施す必要があります。


・人工大理石

人工大理石とは、見た目は天然の大理石に似ていますが、実際には合成樹脂で作られた素材のことを指します。人工大理石は、原材料の合成樹脂の種類によって「アクリル系」と「ポリエステル系」の2つに分類されます。


「アクリル系」の人工大理石は耐久性や耐熱性に優れており、衝撃や熱に強い素材です。光沢や透明感があり見た目が美しいことに加え、汚れが内部に染み込みにくく、汚れを落としやすいという特徴があります。価格はやや高めです。


「ポリエステル系」の人工大理石は、汚れが落ちやすいという点はアクリル系と共通していますが、質感や耐久性はやや劣ります。しかし価格が安いというメリットもあります。



・ホーロー

ホーローとは、金属や鋳物の表面にガラス質のコーティングを焼き付けたものを指します。なめらかな肌触りで光沢が美しく、汚れが付着しにくい素材です。カビが発生しにくく、腐食や変色に強いという特徴もあります。調理器具や食器にも使われる素材で、保温性も抜群です。


ただし表面のガラスが傷ついてしまうと、そこからサビが発生してしまうというデメリットもあります。重さもあるため、階上の浴室にはやや不向きでもあります。他の素材に比べると、価格も高めです。



・ステンレス

ステンレスとは、主成分である鉄に、強度を向上させるためにクロムやニッケルを混ぜて作られた合金のことをいいます。サビに強く、傷やひび割れが生じにくい素材で、高い耐久性や保温性があります。経年劣化や変色も起きにくく、衛生的でメンテナンス性にも優れた素材です。価格も非常に安価です。


ただし金属質で冷たい印象の見た目や質感から、おしゃれな雰囲気を重視する人には敬遠される傾向にあります。




■リフォーム業者を選ぶ際に押さえておきたいポイント



せっかく浴室のリフォームをするのであれば、絶対に失敗したくないというのが本音ですよね。浴室をはじめ水まわりの工事は適切な施工が行われないと、最悪の場合、水漏れによって基礎が傷んでしまうなどの大きな不具合に発展しかねません。


満足のいく浴室リフォームのためには、リフォーム業者選びは重要なポイントです。中でも大切なのは、「価格の内訳や説明が明瞭か」「自社施工業者であるか」の2点です。


浴槽の交換やユニットバスの入れ替え工事を依頼する際には、工事にかかる費用について詳しく丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。


優良な業者であれば、見積りの際の内訳が明瞭で、こちらの質問にも丁寧に答えてくれるはずです。逆に見積りが「工事一式」などアバウトであったり、質問への答えが曖昧であったりする業者の場合、後にトラブルに発展してしまう可能性があります。


また、自社施工業者であることも重要です。下請け業者が施工を担当している場合、連絡の行き違いによるミスが発生してしまうリスクがあります。責任の所在が曖昧になりやすいため、不具合が発生しても迅速な対応が難しくなってしまいます。


自社施工業者であれば全ての工程を責任を持って施工してくれるだけでなく、中間マージンも発生しないため、コストを抑えられるという点も大きなメリットです。


ここまで浴槽の交換について解説してきました。いざ浴槽の交換を依頼しようとした際に、自宅の浴槽が据え置き型なのか埋め込み型なのかタイプの見分けがつかないという場合には、まずリフォーム業者に相談をして現場を見てもらいましょう。


ハイイ工業は水まわりトラブルに対応してきた実績があり、浴室リフォームの経験も豊富にあります。


見積りや現地調査はもちろん無料です。「浴槽のタイプがわからない」「希望の予算でリフォームができるか」など、どんなことでもお気軽にご相談ください。


名古屋市を中心とした地域密着の水まわり設備の専門業者として、お客様のご要望にあわせてプロならではのご提案をいたします。アフターフォロー体制も万全ですので、ぜひ安心してお任せください。