これってウォシュレットの故障? 故障原因と対処法をプロが解説します!  

今やウォシュレットなどの温水洗浄便座の世帯普及率は80%超。なんと、5世帯のうち4世帯が使っていることになり、もはや暮らしに欠かせない必需品とも言えます。


外出先でもウォシュレットがついているのは、当たり前。むしろ、ないと困ってしまうくらいですよね。

したがってウォシュレットが故障したら、一大事。万が一のトラブルに備えて、知っておきたい故障原因と対処法を水回りのプロが紹介します。


※ウォシュレットはTOTOの登録商標になりますが、本記事では便宜上、温水洗浄便座全般をウォシュレットと記載しています。




■ウォシュレットはなぜ故障する? その原因と対処法とは?



ウォシュレットは家電製品なので、故障や不具合を起こすこともあります。

まず代表的な故障パターンとその原因を知っておきましょう。



・ウォシュレットが動かない

ウォシュレットが動かない場合は、まずプラグを確認してみることをおすすめします。きちんとプラグが挿さっているのなら、電気系統やセンサーの故障という可能性も。この場合は、プロの水回り業者に依頼しなければなりません。



・ノズルが出てこない

ウォシュレットのノズルが出てこない場合、電気のブレーカーやウォシュレットの電源、本体の運転スイッチなどの電気関係をチェックしてみましょう。

汚れなど付着物があると出てこなくなることもあります。その場合は手動でノズルを取り出し、ブラシなどできれいにしてみるとよいですよ。

それでも動かないようなら、故障している確率が高いと考えられます。



・お湯が出てこない

ウォシュレットからお湯が出ないというのも、よくあるケース。そんな時は、まず一度、プラグを挿し直してみましょう。

一時的な不具合なら、挿し直すだけで通常通り動くようになります。場合によっては、電源プラグについている漏電保護ボタンを押してみてくださいね。


それでもお湯が出ない場合は、設定の確認を。節電モードになっていないか、また温水設定温度は適切か確かめてみてください。これで改善されないようなら、温水をつくるサーモスタットの故障や、電熱線の断線、あるいは本体の故障が考えられます。



・水漏れが発生している

ノズルやウォシュレット脇などから水漏れが発生しているようなら、ウォシュレットの故障です。トイレの止水栓を締めてウォシュレットの電源を抜き、業者に依頼しましょう。

また水漏れは、ジョイントの金具が緩んで発生するケースもあるので、少々やっかいです。

一方でノズルからの水漏れは、汚れの詰まりが原因ということも。掃除をして汚れを落とすことで改善されるケースもあります。




■ウォシュレットが故障したら自分で修理できる?



自分で修理ができるというのは2パターン。

汚れやゴミが原因の場合と、設定が正しくなかったという場合です。


汚れについてはノズルやリモコンなどに付着物があると、誤作動を起こしたり、ある日突然動かなくなるということも。掃除で直らないようなら故障が考えられ、プロによる部品交換が必要となるケースもあります。


設定は、取扱説明書を参考に確認してみましょう。それでも症状が直らなければ、故障の可能性が大です。


基本的にこの2つ以外の状況なら、素人の手に負える状況ではないので、業者に連絡するのが正解です。




■ウォシュレットは家電製品! 素人の修理は感電や漏電の危険も



ウォシュレットは家電製品で電気が通っているため、素人の方が直すのは安全性の面からもおすすめできません。細かいパーツで構成されているので、うかつに触れるとかえって事態を悪くしてしまうということも。


特に水漏れの場合は感電や漏電の危険性があり、火災を起こす可能性も否めないので、プロに任せましょう。




■ウォシュレットの耐用年数は? 10年超えの機種は要注意



一般的にウォシュレットの寿命は7年〜10年と言われています。

使用年数が長ければ長いほど、トラブルが発生する頻度も高くなります。


同じ7年でも、ご夫婦2人で使っている場合と、4人家族で使っている場合では、使用頻度が倍近く異なり、本体の消耗度も変わってくるので、通常より早く寿命を迎えることも十分に考えられます。


もちろん10年経ったけれどもまだ使えている……というご家庭もあることでしょう。

ただし、10年というのはメーカーで使用上問題ないとされている期間の目安。これを過ぎると、部品製造が終わってしまうので、メーカーによる修理が受けられません。10年以内でも、古いと修理費用が高くなってしまう場合もあります。




■故障する前に最新タイプに買い換えるのも手!



故障を待たずに最新機種に交換するというのも、賢い手です。

というのも、故障してからアクションを起こすとなると、業者を探して、メーカーを決めて型番を選んで……と時間がかかり、その間、生活に不自由が生じてしまいます。


またウォシュレットの進歩は日進月歩。コロナ禍でおうち時間が増えたことで、水回りメーカーが機能のブラッシュアップに注力し、どんどん便利なタイプが登場しています。


たとえば水流や便器の素材・形状の工夫でお掃除の回数が減るタイプや、少ない水で十分に流せる節水タイプもお目見え。

近づくだけで蓋が自動的に開くオート開閉機能や、ニオイが気にならなくなる脱臭機能、ノズルの除菌機能など、うれしい機能を各種搭載しています。


そして今は省エネタイプがスタンダード。電気代が高騰している今、家計に優しいのはありがたいですよね。




■ウォシュレットの故障なら地域密着型のハイイ工業にお任せください!



ウォシュレットは各社からさまざまなモデルが発売されているので、どれを選んでよいか迷ってしまうことだと思います。

修理にせよ、交換にせよ、まずはプロに意見を聞いてみたいですよね。


そんな場合は、ハイイ工業までお気軽にお声がけください。

水まわりリフォームの豊富な経験を活かしたきめ細やかなご提案に定評があります。


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キッチンやお風呂、洗面所をはじめとする水まわり設備のリフォームも得意としておりますので、お悩み事があればお気軽にご相談くださいね。