給湯器のブオーンという音がうるさい!異音の原因と4つの対処法

「お湯を使うたびに給湯器から『ブオーン』と大きな音がして、故障や爆発なんじゃないかと心配……」そう思うことはありませんか?


実は、給湯器の「ブオーン」という異音は、冬場の凍結防止機能による正常な動作音であるケースもあれば、内部にあるファンモーターの経年劣化という危険なサインである場合もあります。


この記事では、給湯器から「ブオーン」と異音がする原因や、今すぐできる騒音対策、故障かどうかの確認ポイントから適切な連絡先までを分かりやすく解説します。


給湯器のうるさい音に悩んでいる方はもちろん、ご近所への騒音を防ぎたい方や突然お湯が出なくなるトラブルを未然に防ぎたい方は、ぜひ参考にしてみてください。


■お湯を出すと音がする原因

お風呂やキッチンでお湯を使うたびに、外から大きな音が聞こえると不安になるものです。この音は、機器の中でどのような現象が起きているかによって、そのまま使って良い正常な動作音と、点検が必要な異常な音に分かれます。


・モーターの経年劣化や故障

給湯器から「ブオーン」「ブーン」という低く響く異音が発生する場合、内部にあるファンモーター(ガスを燃焼させるために空気を送り込む扇風機のような部品)の不具合が疑われます。


設置から年数が経つと、モーターの軸がすり減ったり羽にゴミが溜まったりして、回転時に騒音が出やすくなります。古い換気扇がブーンとうなるのと同じ状態です。


このような経年劣化(年月が経って部品が古く傷むこと)のケースでは、部品の修理や本体の交換が必要になる可能性が高いです。


・冬の気温低下による影響

寒い冬の時期に限って「ブーン」といううなり音がする場合、必ずしも故障ではありません。ガス給湯器やエコキュートには、中の水が凍って配管が破裂するのを防ぐため、自動で循環ポンプなどを作動させる凍結防止機能があります。


気温が下がる夜中や早朝に、お湯を使っていないのに音が鳴り始めた場合は、この機能が正常に作動しているサインです。このケースであれば危険はないため、一時的な動作音として様子を見て安心してください。


・配管や壁から反響する振動

給湯器本体が正常でも、お湯を出すたびに「ゴー」という振動音が壁から響くことがあります。これは、水が通る配管に強い圧力がかかって配管自体が震え、その振動が家の壁に伝わって大きく聞こえる状態です。


また、勢いよく蛇口を閉めた時に「カーン」と鳴るウォーターハンマー現象(水道管内の圧力が急激に変化して衝撃が起きる現象)が発生している場合は注意が必要です。


そのまま放置すると水漏れトラブルのリスクがあるため、専門の業者へ点検を依頼して原因を解決してもらいましょう。


■給湯器がうるさい時の対策

給湯器のブオーンという騒音がご近所トラブルにならないか、不安に感じる方は多くいらっしゃいます。故障でなければそのまま使い続けることも可能ですが、生活のストレスを減らすために今日からできる具体的な対策を解説します。


・防音カバーの設置

騒音を和らげる物理的な対策として有効なのが、本体の周辺に専用の防音カバーを取り付ける方法です。エアコンの室外機を囲うのと同じように、運転する音が直接周囲へ広がるのを防ぐメリットがあります。


ただし、排気口(排気ガスが出る穴)を塞いでしまうと、内部に新鮮な空気が足りずに不完全燃焼を起こし、一酸化炭素中毒や火災などの危険な事故に繋がるリスクがあります。


そのため、自分で適当な板を立て掛けて塞ぐような対処は絶対にやめてください。必ずガス給湯器やエコキュートのメーカーが推奨する正しいカバーを、専門の業者へ依頼して安全に施工してもらいましょう。


・夜中の使用時間を控える

周囲への配慮としてすぐにできる対処方法が、お湯を使う時間を工夫することです。周りが静かになる深夜や早朝は、正常な着火の音や作動するうなり音であっても、普段より大きく響きやすくなります。


たとえば、お風呂の追いだき(冷めた浴槽のお湯を温め直す機能)は夜遅い時間を避けたり、シャワーを使うタイミングを少し早めたりするだけでも効果的です。


特にマンションのように隣の部屋との距離が近い住宅では、一時的な解決策として時間を調整し、その間に根本的な問題がないかをプロへ点検してもらうと安心です。


■ガスと電気給湯器の故障確認

ブオーンといううなり音のほかにも異常な症状が出ていないか、ご自身の安全を守るためにも確認してみましょう。ガス給湯器と電気給湯器(エコキュートなど)のどちらであっても、本体が発するSOSのサインを把握することが大切です。


・リモコンのエラー表示

ブオーンという異音とともにリモコンの画面に数字(エラーコード)が点滅している場合、機器内部の部品に故障や不具合が起きています。これは車の警告灯と同じで、問題がある場所を教えてくれる重要な表示です。


たとえば、燃焼に必要な空気を送るファンモーターの不良など、原因に応じた番号が出ます。取扱説明書やメーカーのサイトで番号の意味を確認し、給湯器の運転を停止して専門業者へ連絡しましょう。


・異臭や排気口の塞がり

異音と同時にガス臭い場合や、焦げ臭いにおいが周辺に漂っているケースは非常に危険です。本体の排気口(排気ガスが出る穴)にゴミなどの異物が混入して塞がると、うまく排気ができず不完全燃焼(酸素が足りず不十分に燃えること)を起こします。


一酸化炭素中毒(毒素が回る危険な事故)や火災に繋がるリスクがあるため、すぐに元栓を閉めて使用を中止し、点検を依頼してください。


・蛇口から聞こえる異音

お湯を出した瞬間に、蛇口の近くから「ピー」という甲高い音や「キーン」という金属音が響く場合、給湯器本体ではなく配管のトラブルが疑われます。


水圧(水を押し出す力)の調整不足や、配管内に汚れが溜まっている可能性が高いです。お湯の温度が不安定になる前兆でもあるため、無理に自分で対処せず、水まわりのプロへ点検を相談してみましょう。


■異音が続く場合の適切な連絡先

給湯器から「ブオーン」という異音が止まらない場合、どこへ連絡すべきかは住宅のタイプや機器の状況によって異なります。


まず持ち家(一戸建てなど)にお住まいの場合は、給湯器の設置を行ったリフォーム業者や、水まわりの修理専門業者に相談するのがおすすめです。


設置から10年以上が経過している場合、メーカーの修理部品が廃盤(生産終了)になっていて修理ができないケースが多く、本体交換の検討が必要になります。地元の信頼できる業者であれば、現地調査や見積もりを無料で行ってくれ、迅速な対応が期待できます。


一方、賃貸マンションやアパートにお住まいの場合は、自分で業者を手配せず、まずは管理会社や物件の大家さんへ電話で連絡しましょう。


賃貸の給湯器は物件の所有物であるため、勝手に修理や交換を依頼すると費用負担のトラブルに発展する可能性があります。管理会社の指示に従って点検を受けるのが安全です。


どちらのケースでも、異音を放置すると突然お湯が出なくなったり、重大な事故に繋がったりするリスクがあります。特に冬場にお湯が使えなくなると生活への影響が大きいため、完全に故障する前のタイミングで早めに問い合わせを行いましょう。


■まとめ

給湯器から聞こえる「ブオーン」という大きな音は、冬場の凍結防止機能による一時的なものであれば心配ありません。


しかし、お湯を使うたびに毎回発生している場合や、使用を始めて10年近く経っている場合は、内部にあるファンモーターの経年劣化や故障の前兆である可能性が高くなります。


異音を放置すると突然の停止や危険な事故に繋がる恐れもあるため、早めの点検や計画的な交換を検討することが大切です。


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